2015年1月26日月曜日

池内さおりは再起できるか―――東京12区の呪い

時事ネタということで。

「湯川さん殺害か」という場面で安倍政権批判のみのツイッターがどうやら産経などのネタにされてしまったようだ。敵に餌を与えたという感じ。志位委員長も不適切と。それをまた産経、毎日、時事通信、フジテレビなどとネットで「カクサン」され、ヤフコメでもこれでもかと池内批判だ。それだけ読むと、これで議員活動できるの?と思ってしまう。正直なところ「精神的にキツかったらさっさと辞めた方が党のためだ。左派市民として未所属で活動したほうが楽しい人生なんじゃないかと」言葉を贈りたい。

そもそも、テロ組織に人質がとられ、手が出せない状態というのは安倍政権じゃなくても変わらないと思う。もし、人質の命に変えられるものはないから身代金を払えという意見があるなら言うべきだ。でもそれを言ったらテロに屈してるということで反撃をされ、それに反論できないことは見えている。だから言わない。

でも、あらゆる手段を尽くしてと政府に行っているということは、水面下でカネ払ってしばらくして人質が解放されれば一番いいなとか思っているのかなぁと勘ぐる。その立場を否定しない。けど、そういう感覚で見ているなら、とりあえず見守る。しかできないと思うのだが…。

池内さおりの演説はパンチ力があり、演壇にたったらいいだろうなと思っていた。内容も法学部出身らしく立憲主義の考えで社会を語っていた。さらに慰安婦問題も積極的に発言するタイプで、同じく中大出身の吉川春子元参院議員の後継としても必要だと思った。しかし、吉岡吉典元参院議員のような歴史を深く掘り下げて考える研究者気質は感じられない。

自らのコトバで語ることを売りにしていた池内さおりが 「『イスラム国』人質事件は志位委員長が『彼らがやっていることは残虐非道な蛮行であり、絶対に許すわけにいかない。強く非難する。人質の解放を強く求め る。日本政府に対しては、人命最優先で解放を図るために、あらゆる手段、可能性を追求してほしい』と述べている通りです」と志位委員長のコトバで済ませていることだ。これではツイッターアカウントをもっている意味があるのか。まったくだ。“衆院議員池内さおりはもう死んだ。”と言っても過言ではない。ちょっと残念だ。

東京12区は98年参院選挙の比例で共産党が第1党になり、医者が候補者となったがハレンチ事件を起こし、いつのまにか消えた。その次の次が池内で得票を増やし、小選挙区でも勝ちに行く気概をもてる候補者になったのだが…。

はたして次回出れるのであろうか。共産党は3中総で98年参院選を超える850万票を次期国政選挙での目標に定めた。つまり、98年参院選での高得票地域はそれなりの重点区として伸ばしていく使命がある。その選挙区で05年からやってきた池内さおりは自ら水をさしているように思う。

共産党の躍進を願うものとして池内さおりをこのままにしていることを心配でならない。論客筆坂秀世を簡単に切れる共産党ならこの小娘をすぐ切ってくれると期待しているのだが…。

それとも再起する道を描いているのだろうか…。