2015年8月12日水曜日

小池氏暴露! 自衛隊内部文書の性質を考える

今回の戦争法案に対し、自衛隊がいろいろ内部で検討していることがこの間わかった。
それは自衛隊として法案の内容を研究・分析しているだけとの答弁があるし、
それをして何が悪い。隊員の命を守るための研究だなどの擁護もある。

昨日の共産党小池議員が明らかにした内部文書を見ると様々な問題点が浮かんでくる。

今回のペーパー表紙と文書6枚からなり、おそらくパワーポイントでプレゼンをしていたことが伺える。どんなプレゼンか。表題の通り「『日米防衛協力の指針』(ガイドライン)及び平和安全法制関連法案について」について。

そこで疑問。誰が誰にプレゼンさせたのか。統合幕僚監部が勝手に内部で?それとも統合幕僚監部が命令によて外部に?そのプレゼンには誰が出席していたのか。場合によってはどこでプレゼンしたもののでしょうか。そもあたりも明らかにすべきではないでしょうか。

統合幕僚監部とは何か。HPもある組織なのですが、法律にも何をすべきか明記されています。

(防衛省設置法第22条)
  1. 統合運用による円滑な任務遂行を図る見地からの防衛及び警備に関する計画の立案に関すること。
  2. 行動の計画の立案に関すること。
  3. 前号に掲げる事務に関し必要な教育訓練、編成、装備、配置、経理、調達、補給及び保健衛生並びに職員の人事及び補充の計画の立案に関すること。
  4. 前号に掲げるもののほか、統合運用による円滑な任務遂行を図る見地からの訓練の計画の立案に関すること。
  5. 前各号に掲げる事務に関し、必要な隊務の能率的運営の調査及び研究に関すること。
  6. 所掌事務の遂行に必要な部隊等の管理及び運営の調整に関すること。
  7. 防衛大臣の定めた方針又は計画の執行に関すること。
  8. その他防衛大臣の命じた事項に関すること。
どうやら計画の立案とその研究、大臣に命じられたこと。

防衛大臣が統合幕僚監部に依頼し、官邸とかでプレゼンとかそんなこと起きてないかなぁと思うのですが。どうでしょう?

というのはプレゼンの最後の文言が「今後、ガイドライン及び平和安全法制関連法案の実効性が確保できるよう、部隊の協力を得つつ、内局、各幕等と調整・検討していく予定であり、御協力をお願いします。」となっている。お願いしている相手ってだれなのでしょうか。

つまりだ。想像できることは統合幕僚監部内での内部資料ではなく、統合幕僚監部外に説明し、協力を仰いだということではないだろうか。

ちなみに内閣府には国際平和協力本部事務局(PKO)という部署がある。南スーダンPKOをこの法案適用するということからもここに説明したことも考えられる。この法案の担当は防衛省、外務省だが提出時期に事業を担う内閣府に説明したのか。そうするとこの内部文書が政府ぐるみでGOサインをだしていたもので国会軽視という批判にあたるだろう。

ただ、政治も介入しているという点を明らかにしたほうがシビリアンコントロールは効いていることが証明され、国民の不安は払拭されるか。暴走したのは自衛隊ではなく、法案推進政治家となればまさに安倍暴走。政権の暴走である。多数を握った国会を軽視するこなんて怖くない。それがこの政権の本音なのだろう。

と、ここまで考察してみたのですが。

小池さんここまで検討した?
それともムネオハウスみたいに質問直前に送られてきた資料なのでしょうか。
あれを流したのも外務省。おそらく内閣府のPKO事務局には外務省から出向している人もいるでしょう。さぁこのプレゼン資料は追究仕方次第では政権ふっとばせるのでは?お盆休みが歯がゆいですね。

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