2017年10月16日月曜日

2017総選挙 「比例は共産党」で政治を前に~戦後日本政治史における共産党躍進と共産党封じ込め策から考える

日本の老舗政党である共産党。

戦前・戦後・分裂期・綱領路線と95年の党史は一筋には語れないが、議会政治の中で一貫した反体制の野党勢力としての唯一無二の存在である。

戦後まもなくの総選挙で躍進すると、レッドパージで公職追放。50年代から60年代は冬の時代。
1970年代は革新自治体が増え、国会は保革伯仲の時代。79年総選挙では40議席近く躍進。翌年の1980年には社公合意で野党の非共産ブロック(社公民路線)が労働運動とともに形成される。
90年代後半、政治不信などからの共産党躍進。2000年代~10年代前半までは小選挙区制を利用した「政権交代可能な二大政党」で共産党を選択肢から排除。

このように共産党が躍進すると必ず共産党封じ込め策が行われてきた。

そして、2017年。
2013年に始まる躍進期。格差と貧困解消・強権政治批判・民主主義擁護などを背景とした反政権の「声」を受け止めることで躍進する。共産党を封じ込めようとしてもこの「声」を封じ込めることができないと共産党を封じ込めない。それは使い古しの「政権交代可能な二大政党」復活を試みるも、投票を待たずに失速してしまった。しかし、それは多くの市民の「希望」待望の気持ちが宙に浮くことになり、枝野の立憲民主党に食われてしまった。
しかし、この2013年からの躍進期には旧民主党政権に「希望」を感じた人もいたのは事実であり、今回の「共産党伸び悩み」は元の住処に戻られたととも読める。

かと言って、 このまま議席を減らしていいのだろうか。
2013年から始まる共産党の躍進期。この背景を考えたとき、共産党が今回の選挙で受け止める「声」を広げることで野党、とりわけ立憲野党のパイを広げる中で共産党の票を増やさないと意味がない。限られた「声」の奪い合いは、立憲野党のパイを広げることができない。

「野党共闘の見返りは、民主主義だ」

カネと票で政治を売るような「しがらみ」ではなく、本当のまっとうな政治。
これができるのは立憲野党だ。
この「声」を広げなら、多くの「声」を受け止める。
これができるの要の党は野党共闘を党の政治路線として規定している共産党しかない。

だから、比例は共産党

今回の選挙。このように立憲野党のパイを広げながら、共産党躍進を勝ち取る。
そうなれば、共産党躍進が躍進すると封じ込め策が起こるという歴史を変えることができるだろう。
そういった意味で日本の政治を前に進む選挙となると思う。

政治を変えたい。
政治を変えて欲しい。

ならば、比例は共産党

それだけの力がある。

やっぱり、比例は共産党

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